犬のしゃっくりを見たことはありますか?
実は人間と同じように犬もしゃっくりをすることがあります。犬のしゃっくりをあまり見たことが無い方もいらっしゃるでしょう。
あなたの飼っているワンちゃんもしゃっくりをしたら慌ててしまうかもしれません。しかしその原因と対処法は様々ですので確認していきましょう。
この記事ではワンちゃんのしゃっくりについて、①しゃっくりの原因、②その対処方法、③予防策について書かれています。

犬がしゃっくりをしてしまう原因
犬がしゃっくりをする原因はいくつかあります。具体例を挙げていきます。
横隔膜の痙攣
1.横隔膜の痙攣 人間と同じように横隔膜が痙攣するとしゃっくりが起こる可能性があります。
横隔膜けいれんを引き起こす原因は、いくつかあります。激しく咳をしたとき・食べ物がのどに詰まった時・また、横隔膜に刺激を受けた時などが原因となります。
これらのことが原因となって、横隔膜けいれんを起こししゃっくりが出るのです。
早食いが原因
2.食事中の原因 食事中にも犬がしゃっくりをする原因が潜んでいます。
そのひとつ目が早食いです。これも人間と同じですが、早食いをすることで、胃が膨張し横隔膜を刺激してしまいます。
その結果痙攣を引き起こししゃっくりしてしまいます。
もうひとつはフードがあっていない場合です。
フードがあっていないと体内で消化するときにガスが発生し胃を膨張させてしまいます。
その結果これも横隔膜を刺激してしまうことにつながります。
食事に関しては、早食いを防止するお皿を使うか、ドッグフードのドライやウェットなどパッケージを変えることをお勧めします。
呼吸器の乱れによるもの
3.呼吸器の乱れと病気 しゃっくりには呼吸器の乱れから起こる場合があります。
ただの呼吸器の乱れなら時間をおけば収まる場合もあります。
しかし病気の可能性もあり、この場合は放っておくことはできません。
例えば、喘息・肺炎・胸膜炎などが病気の一種です。心臓に関する病気では、心膜炎・心臓肥大などが原因となって、しゃっくりが出てしまうことがあります。
胃に関するものでは拡張してねじれ、ショック状態になってしまう胃捻転がります。
脳に関する病気では、脳卒中によって呼吸中枢に障害が出た場合やてんかんが起きてしまった場合にも、しゃっくりの原因となることがあります。
頻繁にしゃっくりをする場合、しゃっくりが長引く場合は楽観的になりすぎず、対処法を考えましょう。これらの特に病気に関するものを次の章では対処法として紹介していきます。
犬がしゃっくりをした時の対処方法
犬がしゃっくりを起こしたときの対処法もいくつかあります。ひとつずつチェックしていきましょう。
水を飲ませてみる
1.人間と同じ対処法 まずは人間と同じ対処法からお話しします。
犬がしゃっくりをしたときは水を飲ませる、驚かすと効果があるといわれています。
ただし、犬に無理やり水を飲ませることが難しかったり、そもそも信ぴょう性が薄かったり(まったくの反対意見も出ている)もあるので、次以降にご紹介する方法から試してみてはいかがでしょうか。
犬になめさせてみる
2.指や皿をなめさせる 飼い主であるあなたの指や皿に犬の好物を塗り、それをなめさせるという方法があります。
なめるという動作に集中させたりしゃっくりを忘れさせたりする目的でこれをやってみるといいでしょう。
好物を床に塗る・好物をバターにするということを提案される方もいますが、床は汚いかもしれない・バターなどを犬にあげることの別のリスクもあるので避けるべきでしょう。
不安やストレスを取り除いてあげる
3.不安やストレスを軽減させる 犬がしゃっくりをする原因のひとつに不安やストレスからくるもの(病気)があります。
この場合、まずは不安やストレスを取り除いてあげましょう。犬が不安やストレスを感じる原因は生命の安全、食事と水分、睡眠や休息が足りなくなっているときです。
犬の基本的な欲求とも言えるこの基本ニーズが満たされない場合、犬は大きなストレスを感じてしまいます。
他にも寒暖差、痛み、恐怖などを感じる状況に置かれ、身体的・精神的に負荷がかかっている場合では、その原因をすぐに取り除くことがストレスの回避になります。
こうした状況に置かないように気をつけることも大切です。あとは定期的に遊んであげたり撫でてあげたりすることも効果的だといえるでしょう。
病気の可能性
4.病院に連れていく 犬のしゃっくりの原因のひとつに病気の可能性がありました。こうしたことが心配な場合は病院に連れていきましょう。
病気かどうかがわかれば飼い主さんの不安も解消されます。またその子にあった適切な詳しい解決策を医師から提示してくれます。
犬のしゃっくりを事前に予防する方法
犬のしゃっくりを予防する方法を知ることで、今まで見たことが無くてもこれからのしゃっくりの可能性を予防できる可能性が上がります。
まず原因・対処法、予防策を知る
1.原因・対処法・予防法を知る いまこの記事をご覧になっている皆さんが行っている行動そのものが予防の第一歩といえます。
原因がわからなければ予防ができません。逆に原因を知ることでしゃっくりのリスクを避けることにつながります。
例えば、これを知ることで間違ったドッグフードを選ぶリスクが減ります。
早食いを抑制するドッグフード用の皿を使ってみる。
2.早食いを抑制する ドッグフード用のお皿の中には早食いを抑制するものがあります。
比較的大きめのお皿で、でこぼこがついているタイプです。
一か所にドッグフードが固まらないため一回の租借ごとにタイムラグが発生し、この時間が早食いから強制的に遠ざけてくれます。
こうした凹凸のあるお皿を使う場合は凹凸の高さに気を付けて購入する必要があります。
凹凸がないものでも早食いを抑制できるお皿があります。
これは植木鉢型で底が深くなっています。そこが深いのでドッグフードを租借するために一度顔を上げる必要があり、その結果早食いを抑えることができます。
他にもおもちゃタイプもあります。転がすことでドッグフードが少し出てくるタイプのおもちゃを使うことでも早食いを抑制できます。
不安やストレスを与えない
3.対処法をしゃっくりがでる前からしておく 対処法はもちろんしゃっくりが出たときに使えますが、予防策としても効果があります。
例えば不安やストレスの解消をさせてあげることがこれに当てはまります。
そもそも不安やストレスとは日ごろの積み重ねで起こるものなので、予防にも当然当てはまります。
毎日遊んであげたり撫でたりマッサージしてあげたりしましょう。
心配になったら早めに病院に連れて行ってみる
4.あれ?と思ったら病院に連れていく しゃっくりの症状が出なくても何か心配になったら病院に連れて行ってみましょう。
例えばしゃっくりの原因にいくつかの病気があります。このとき病気の症状のひとつとしてしゃっくりが出てくると考えられます。
症状が出てからは遅いことがありますので、小さなことでも何か違和感を感じたら医師の意見を聞くこともひとつの選択といえるでしょう。

JKC公認トリマー養成機関で2年様々な技術、知識を勉強し多数の資格をとる。
後に大阪にある有名トリミングサロンで2年修行し独立。
現在はトリミングサロンを経営しながらドッグフードベストわんっ!のサイトを運営。
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